現代建築に欠かせないのが、「コンクリート」です。
「コンクリート」は、建物の骨組みともいうべき躯体と、どう関係しているのでしょうか?
両者の関係を知れば、建築の奥深さを知ることができます。
本記事では、「コンクリート」と躯体の関係について解説していきます。
現代建築に欠かせないのが、「コンクリート」です。
「コンクリート」は、建物の骨組みともいうべき躯体と、どう関係しているのでしょうか?
両者の関係を知れば、建築の奥深さを知ることができます。
本記事では、「コンクリート」と躯体の関係について解説していきます。
「コンクリート」とは、骨材(コンクリートやアスファルトなど混合物を作る場合に材料となる砂利や砂など)を結合剤(セメント・石灰・石膏・アスファルト・硫黄・プラスチックなど)によって固めた、複合材料の総称です。
骨材を固める結合剤の種類により、セメント・アスファルト・レジンなどのコンクリートがあります。
「躯体」は「くたい」と読み、建物の基礎となる最も重要な部分であり、骨組みに相当する構造体のことを指します。
「躯体」は建物の強度そのものに関わる、とても重要な部分なのです。
「躯体」の構成部材は、柱・間柱・大梁・小梁・耐風梁・床・基礎などです。
※「構成部材」とは建物の構成部分のことです。
外装など建築物の「躯体」以外の部分は、「仕上げ」に分類されます。
つまり、建築物は大きく分けて、骨格である「躯体」とそれ以外の「仕上げ」から成り立っています。
では、「コンクリート」と「躯体」は、どう関係するのでしょうか。
「躯体」にはいくつか種類があり、木造建築の「躯体」・鉄筋造建築の「躯体」・RC造建築(鉄筋コンクリート造)の「躯体」・SRC造建築(鉄筋鉄骨コンクリート造)の「躯体」、などがあります。
この中で「コンクリート」が関係しているのは、RC造(鉄筋コンクリート造)とSRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)です。
RC造やSRC造の「躯体」の強さは、「コンクリート」にかかっています。
以下、ご説明します。
RC造建築の「躯体」の大部分は、鉄筋と「コンクリート」でできています。
ゆえに、「鉄筋コンクリート造」とも呼ばれます。
「RC」とは「Reinforced Concrete」の略で、物体を引っぱる張力に強い鉄筋と、物体を押しつぶす圧縮力に強い「コンクリート」を組み合わせており、高い耐久性・耐火性・耐震性・防音性を持ちます。
また、アルカリ性の性質を持つ「コンクリート」は鉄の腐食を防ぎ、「コンクリート」と鉄をかけ合わせる事で、より長持ちさせる効果があります。
このように、「コンクリート」は、圧縮力に対する耐性と鉄の腐食を防ぐ効果によって、「躯体」の強さをもたらしています。
SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)は、鉄筋コンクリートの芯の部分に、鉄骨を入れたものです。
「SRC」は「Steel Reinforced Concrete」の略称です。
鉄骨を入れることで、RC(鉄筋コンクリート造)をより強化したものと言えます。
SRC造の「躯体」は、RC造と鉄骨造の「躯体」の長所を兼ね備え、より強靭な「躯体」となっています。
以上、「コンクリート」と「躯体」の関係について、ご紹介しました。
「コンクリート」も「躯体」も、学んでみると実に奥深いものです。
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